マネジメント
チームビルディング問題集
Q.
メンバーの能力は十分なのに成果が伸びず、報告は表面的でミスの共有も遅いチームがある。改善の起点として最も適切なものはどれか。
ポイント
「能力はあるのに共有が滞る」というサインが出たら、原因は関係の質にあると考えましょう。仕組みを増やしたり圧をかけたりして詰める前に、安心して話せる土台から直すのが順序です。情報が出てこないのは、出しにくい空気のせいかもしれない、と疑ってみましょう。
ワンポイントアドバイス
ミスや懸念が出てきたときに、まず責めずにいったん受け止める対応を続けてみましょう。最初の反応が叱責ではなく受容になると、悪い情報が早く上がってくるようになり、手を打てる余地が広がって、成果も動き出します。「言ってくれてありがとう」を最初の一言にするのが効果的です。
解説詳細
正解はDです。能力は十分にあるのに報告が表面的で、ミスの共有も遅い――これは、関係の質や心理的安全性に問題があるサインです。だからこそ、率直に話せる関係を立て直し、安心して情報や懸念を出せる状態を作ることが改善の起点になります。Aの「数値目標を引き上げて競争を促す」は、率直に出せない根本原因を放置したまま圧だけを強め、かえって共有を萎縮させます。Bの「メンバーの入れ替え」も、土台の問題を残せば構成を変えても同じことが起きます。Cの「報告フォーマットを増やす」も、形式的な負荷が増えるだけで、本音が出てこない状況は変わりません。