Q.
評価をつける段になり、「なんとなく頼りない印象」だけを理由に部下へ低い評価をつけそうになった。評価者の是正行動として最も適切なものはどれか。
ポイント
印象が先に立ったと気づいたら、事実と基準に立ち返ることが核心です。評価は「なんとなくの印象」ではなく、観察された事実に基づいてつけるものです。印象は出発点にはなっても、評価の根拠にはしない、と意識しましょう。
ワンポイントアドバイス
「この評語にした事実は何か」を自分の言葉で説明できないときは、いったん評価を保留しましょう。そのうえで、期中のメモや成果物を集め直してから採点すると効果的です。根拠を言えないままつけた評価は、面談で必ず行き詰まります。
解説詳細
正解はAです。印象だけで評価しそうになったときの正しい是正は、印象に頼るのをやめ、期間中の具体的な行動・成果の事実を集め直して、それを基準に照らして判断することです。Bの第一印象は当たることが多いからそのまま低評価をつける、というのは主観そのものであり、事実に基づいていません。Cの他の部下と比べて相対的に低くしておくやり方は、本来の基準を離れた順位付けになってしまいます。Dの直近の出来事だけを思い出して評価するやり方は、期末誤差に陥っており、期間全体を見ていません。評価は印象ではなく、事実と基準で行うのが原則です。