Do(実行)段階の途中で、計画どおりに進まない事態が起きたときの対応として、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は C です。実行中に計画とのずれが生じたら、まずそれを事実として記録しておき、原因の分析や対応の検討はCheck(評価)・Act(改善)の段階で行うのが基本です。計画を一切変えない硬直も、目標をこっそり書き換えるごまかしも、どちらも適切ではありません。ずれを隠さず残し、後の段階で正面から扱うことで、サイクルが健全に回ります。
ポイント
この問題の核心は、実行中のずれを「隠す・ごまかす」のでも「無視して突き進む」のでもなく、記録してCheck・Actで扱うという扱い方です。つまずきやすいのは、その場で目標を勝手に下げて達成したことにする誘惑です。それをすると評価がゆがみ、改善の機会も失われます。ずれは貴重な改善の手がかりとして残すのが正解です。
ワンポイントアドバイス
計画どおりにいかないことが起きたら、まず「いつ・何が・どれだけずれたか」をその場で書き留めましょう。原因の追及や言い訳はいったん脇に置き、事実だけを残すのがコツです。その記録が、後のCheckで原因を分析し、Actで対策を打つための一次情報になります。
解説詳細
ずれは記録し、後段で扱う
正解はCです。Do(実行)段階では、計画どおりに進めるのが原則ですが、現実には計画とのずれが生じることがあります。そのときに大切なのは、ずれを事実として正確に記録しておくことです。なぜずれたのか、どう対応すべきかという判断は、Check(評価)段階で原因を分析し、Act(改善)段階で対策を講じることになります。Doはあくまで実行と記録に徹し、ずれを次段階に渡すのが健全です。
他の選択肢が誤りである理由
Aの「問題が見えても計画を変えずに実行を続ける」は、評価結果に応じて改善するというPDCAの趣旨に反する硬直的な対応で、明らかな問題があっても突き進んでしまう恐れがあります。Bの「目標を下方修正して達成したことにする」は評価をごまかす行為で、改善の機会を失わせるため誤りです。Dの「PDCAを打ち切り、別の取り組みを一から始める」は、これまでの計画や記録を捨ててしまい、学びが積み上がらないため適切ではありません。ずれは記録して後段で扱うのが正解です。