Q.
次の保険のうち、保険料を全額事業主が負担し、労働者の給与から控除しないものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。労災保険の保険料は全額を事業主が負担し、労働者の給与から控除しません。健康保険・厚生年金は労使折半、雇用保険は労使それぞれ負担しますが、労災保険だけは労働者負担がない点が特徴です。
ポイント
労働保険・社会保険の負担は保険ごとに違います。健保・厚年は労使折半、雇用保険は労使双方が負担、労災保険は全額事業主負担です。「給与から控除されるか否か」を保険ごとに整理するのが要点です。
ワンポイントアドバイス
控除欄に労災保険が出てこない理由を聞かれたら「労災は会社が全額負担するので、社員の給与からは引かない」と説明できるようにしておきましょう。保険ごとの負担区分を一覧表にしておくと、新入社員への説明や監査対応のときにすぐ示せて効果的です。
解説詳細
労災保険の負担
労災保険(労働者災害補償保険)は、業務上や通勤途上の災害に備える保険で、その保険料は全額を事業主が負担します。労働者の給与からは控除されないため、給与明細の控除欄には現れません。これは健康保険・厚生年金・雇用保険とは異なる扱いです。
なぜ他の選択肢が誤りか
A(健康保険)とB(厚生年金保険)は労使折半で、労働者負担分が給与から控除されます。D(雇用保険)も労働者が一定の負担をし、給与から控除されます。これらはいずれも労働者負担があるため、本問の「全額事業主負担で控除しない」には該当しません。全額事業主負担はCの労災保険だけです。