Q.
「所定労働時間」と「法定労働時間」の関係として最も適切なものはどれか。
ポイント
「所定」は会社が決める時間、「法定」は法律が定める上限です。所定が法定と同じとは限らず、所定は法定より短くできる一方、法定を超えて長く設定することはできません。この2つの言葉の役割の違いを区別しておきましょう。
ワンポイントアドバイス
まずは自社の就業規則で、所定労働時間が何時間に設定されているかを確認してみましょう。そのうえで、「所定は超えたが法定内」の残業と、「法定を超えた」残業とを分けて記録するようにすると、割増義務のある時間を正しく切り分けられるようになります。
解説詳細
正解はAです。所定労働時間とは、各企業が就業規則や労働契約で定める働く時間のことで、法定(1日8時間・週40時間)の範囲内であれば、法定より短く設定すること(たとえば所定7時間)もできます。Bのように所定が必ず法定と一致するわけではありません。Cの「法定より長く設定するのが原則」も誤りで、所定を法定の上限を超えて設定することはできません。Dの「国が一律に定める」も誤りで、一律に定められているのは法定労働時間のほうであり、所定は企業が自ら決めるものです。