人事
ハラスメント対策問題集
Q.
業務上必要な注意であっても、その「手段・程度」が相当でないためパワハラに傾きやすい例はどれか。
ポイント
パワハラに傾くかどうかは、「何を言うか」だけでなく、「どこで・どれだけ・どのように言うか」によっても左右されます。正当な指摘であっても、見せしめのように大勢の前で、長時間、何度も繰り返せば、相当性を失ってしまいます。内容と手段・程度はセットで見る、という視点を持っておきましょう。
ワンポイントアドバイス
注意は、短く・その場(個別)で・一度に要点を伝えることを心がけましょう。同じことを大勢の前で何度も蒸し返すのは、相手を追い込むだけで改善にはつながりません。伝えるべきことを一度しっかり伝えたら、あとは引きずらない――この切り替えを意識すると、注意が相当な範囲にとどまり、相手との関係も保ちやすくなります。
解説詳細
正解はAです。たとえ注意の内容そのものは正当であっても、一度の小さなミスを大勢の前で・長時間・繰り返し責め立てる(A)と、その手段や程度が相当な範囲を超え、就業環境を害することになるため、パワハラに傾きます。一方、Bの「本人にだけ伝えて再発防止を一緒に確認する」、Cの「早めの状況確認」、Dの「改善が見られた点を言葉で認める」は、いずれも相当な範囲にとどまった関わり方です。注意の“中身”が正しくても、“やり方”しだいで相当性を失うことがある、という点がこの設問の要点です。