マネジメント
フィードバック問題集
Q.
観察した内容を伝える際に避けるべき「決めつけ(推論)」にあたるのはどれか。
解説まとめ
正解はAです。決めつけ(推論)とは、観察した出来事から相手の意図や心理を一足飛びに断定することです。「軽く見ているからだ」は遅刻という事実に評価者の推測を上乗せしており、事実を超えています。残りは観察できた事実の記述にとどまっています。
ポイント
この設問が問うのは「事実の記述と、原因の決めつけを切り分けられるか」です。原理は、遅れたという事実は確認できても、その理由(軽く見ている)は本人にしか分からない、という点にあります。「〜だからだ」と理由を断定した瞬間が推論への飛躍です。
ワンポイントアドバイス
事実を伝えたあとに理由を述べたくなったら、断定せず「何があったのか教えてもらえますか」と相手に尋ねてみましょう。理由を決めつけずに確認するだけで、誤解が減り、相手も事情を話しやすくなります。
解説詳細
なぜAが正解か
「遅れたのは仕事を軽く見ているからだ」は、遅刻という観察可能な事実に、「軽く見ている」という相手の内面の動機を勝手に結びつけています。本人の心の中は観察できないため、これは事実ではなく推論です。フィードバックでは、こうした動機の決めつけを避けるのが原則であり、Aが避けるべき記述です。
なぜ他の選択肢が誤りか
Bの「5分過ぎて入室した」、Cの「開始時刻に席に着いていなかった」、Dの「冒頭の連絡事項を聞いていなかった」は、いずれも観察できた出来事をそのまま述べたもので、相手の意図への断定が含まれていません。これらは事実の記述にとどまるため、避けるべき決めつけには当たりません。