Q.
望ましい行動を本人に伝えるポジティブフィードバック(承認)の主な役割として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は D です。ポジティブフィードバック(承認)の主な役割は、望ましい行動を具体的に認めて伝えることで、その行動が繰り返され定着すること、つまり行動の強化を促す点にあります。よい行動も、認められなければ本人は「これでよいのか」が分からず続きにくくなります。ダメ出しだけでは望ましい行動は増えません。
ポイント
ポイントは、承認が「行動を強化する(増やす)」ための関わりだという点です。好感を得る(A)、指摘回避(B)、記録づくり(C)が主目的ではありません。何を認めるかを具体的にすると、相手はどの行動を続ければよいか分かる、という原理を押さえます。
ワンポイントアドバイス
よい行動を見つけたら、「いいね」で終わらせず、「どこがよかったか」を具体的に伝えましょう。「結論から話してくれたから分かりやすかった」と行動を名指しすると、相手はそれを意識して繰り返します。続けてほしい行動ほど、具体的に承認するのが効果的です。
解説詳細
承認は「望ましい行動」を強化する
ポジティブフィードバックの役割は、相手の望ましい行動を具体的に認めて伝え、その行動を繰り返し・定着させること(強化)にあります。人は、自分の行動が認められると「これでよいのだ」と確信し、その行動を続けやすくなります。だから、増やしたい行動こそ具体的に承認することが、育成上の意味を持ちます。
ほかの選択肢が誤りである理由
Aの「好感や忠誠心を高める」は副次的に起こりうるとしても、承認の本来の役割ではありません。Bの「指摘しづらいから褒める」は、必要な指摘を避ける口実であり、承認の目的を取り違えています。Cの「点数の材料として回数を記録する」は手続き上の話で、行動を強化するという本質とは別です。行動の強化を挙げたDが適切です。