改善活動では「是正措置」と「予防措置」を区別します。両者の違いとして、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は D です。是正措置はすでに発生した問題に対して原因を取り除く対処であり、予防措置はまだ起きていないが起こりうる問題を未然に防ぐ対処です。Act(改善)段階では、起きてしまった問題を直すだけでなく、同じ問題や類似の問題が将来起きないように手を打つことも大切です。両者は「起きた後か、起きる前か」というタイミングの違いで区別します。
ポイント
核心は、是正と予防が「すでに起きた問題か、これから起こりうる問題か」というタイミングで分かれる点です。つまずきやすいのは、費用や担当者の違いだと誤解したり、両者を同義語だと考えたりすることです。是正は事後対応、予防は事前対応、と時間軸で整理すると取り違えません。良い改善は、是正にとどまらず予防まで踏み込みます。
ワンポイントアドバイス
問題への対策を考えたら「今回の問題を直す対策」と「次に同じ問題を起こさない対策」の2段で書き出してみましょう。前者が是正、後者が予防です。再発防止まで含めて手を打つと、同じ問題でCheck・Actを何度も繰り返さずに済み、サイクルが前進します。
解説詳細
是正は事後、予防は事前
正解はDです。是正措置とは、すでに起きてしまった問題について、その原因を取り除き、再び起きないようにする対処です。一方、予防措置とは、まだ起きていないものの、起こる可能性のある問題を見越して、あらかじめ手を打っておく対処です。Act(改善)段階では、目の前の問題を是正するだけでなく、将来のリスクに対する予防まで考えることで、より効果の高い改善ができます。
他の選択肢が誤りである理由
Aの「費用の有無で区別する」は誤りで、是正にも予防にも費用がかかる場合があり、費用の有無は区別の基準ではありません。Bの「上司か部下か」も誤りで、誰が行うかは是正・予防の区別とは関係ありません。Cの「同じ意味で呼び方が違うだけ」も誤りで、両者は対処するタイミング(問題が起きた後か前か)が明確に異なります。是正は事後対応、予防は事前対応という区別が正しい理解です。