Q.
組織開発でよく用いられる「サーベイ・フィードバック」の進め方として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はDです。サーベイ・フィードバックは、調査で得たデータを当事者に返し(フィードバックし)、その結果を自分たちで解釈して改善を考えてもらう一連の手法です。データを示すだけでなく、対話を通じて当事者が当事者として向き合う点に意味があります。結果を一部だけで抱えたり、返さなかったりすると、組織が自ら動く力は育ちません。
ポイント
この手法の核心は「データを当事者に返し、対話で自分ごとにする」ことです。サーベイは測ること自体が目的ではなく、結果を素材に当事者の気づきと行動を引き出すための入り口です。集めて終わり・上層部だけで見て終わりにするのが、よくあるつまずきどころです。
ワンポイントアドバイス
アンケートを取ったら、結果を答えた人たちに必ず返してみましょう。数字を見せるだけでなく「この結果をどう見るか」を一緒に話す場をつくると、改善の当事者意識が生まれます。良くない結果ほど早めに開き、責めずに解釈し合うのが効果的です。
解説詳細
サーベイ・フィードバックの要点
サーベイ・フィードバックは、組織調査のデータを当事者へ返し、その解釈と改善の検討を当事者自身に委ねていく介入手法です。鍵は、データを一方的に評価材料として使うのではなく、対話の素材として開くことにあります。当事者が結果を自分ごととして読み解くからこそ、自律的な改善が動き出します。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aは結果を経営層だけで抱え、現場を解釈から締め出すため、当事者の気づきが生まれません。Bは集計すらしておらず、データを活かす設計になっていません。Cは結果を現場に返さないうえ改善を外部に丸投げしており、自分たちで改善する力が育ちません。いずれも「当事者へ返し、対話で自分ごとにする」という核心を外しています。