Q.
組織開発の介入で重視される「プロセス・コンサルテーション」の考え方として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。プロセス・コンサルテーションは、支援者が答えを与える専門家として振る舞うのではなく、当事者と協力しながら、当事者自身が問題を見つけ解決していけるように関わり(プロセス)の質を高める支援観です。狙いは依存を生む解決の代行ではなく、組織が自走できる力を育てることにあります。代わりに決める・正解を手渡すのとは異なります。
ポイント
この考え方の核心は、支援者の役割が「答えを出す人」ではなく「当事者が自分で解けるよう関わる人」だという点です。専門家として完成品を渡すほど、当事者は受け身になり力が育ちません。良かれと思って解決を肩代わりしてしまうのが、つまずきどころです。
ワンポイントアドバイス
誰かを支援するとき、「自分が解いてあげる」より「相手が解けるように関わる」を意識してみましょう。答えを渡す前に、相手がどう見ているかを一緒に確かめると、自走を後押しできます。手を出したくなったら一拍おいて、問いを返すのが効果的です。
解説詳細
プロセス・コンサルテーションの支援観
プロセス・コンサルテーションは、支援者が問題の中身そのものを解くのではなく、当事者が問題を見て解決していく過程(プロセス)に寄り添い、その質を高める支援の在り方です。支援者は協力者であり、最終的に解くのは当事者自身です。これにより、支援が終わっても組織が自分で問題に向き合える状態が残ります。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aは支援者が正解を完成させて手渡すモデルで、当事者が受け身になり依存を生みます。Bは意思決定や実行まで請け負っており、当事者の力が育たないどころか丸投げを助長します。Dは成果物の品質評価に終始し、関わり方(プロセス)に踏み込まないため、プロセスを扱うこの支援観とは正反対です。いずれも当事者の自走を育てる視点を欠いています。