Q.
「売上原価」の説明として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は B です。売上原価とは、その期に売れた商品の仕入れや製造に直接かかった費用のことです。小売業なら売れた商品の仕入値、製造業なら製品を作るのにかかった材料費や加工費が中心になります。ポイントは「売れた分」だけが対象になるという点です。まだ売れずに残っている在庫の分は、売上原価には含めません。
ポイント
売上原価の核心は、「販売した商品に直接ひもづく原価」だという点です。広告費・本社人件費・支払利息といった、商品そのものではなく事業運営や財務にかかる費用は売上原価には入りません。これらは販管費や営業外費用として、粗利よりも下の段階で差し引かれます。
ワンポイントアドバイス
自社の費用を見るとき、「この費用は売れた商品の中身に直接含まれるか」と問いかけてみましょう。仕入値や材料費なら売上原価、それ以外の運営コストなら販管費、と仕分けできます。この線引きができると、粗利がどこまでの費用で計算されているかが正しくつかめます。
解説詳細
売上原価は「売れた商品の直接費」
正解はBです。売上原価は、当期に販売された商品やサービスを用意するために直接かかった費用を指します。小売業であれば売れた商品の仕入原価、製造業であれば売れた製品に対応する材料費や加工賃などがこれにあたります。重要なのは、仕入れた全額ではなく「実際に売れた分」に対応する原価だけを計上する点です。
他の選択肢が誤りである理由
Aの広告宣伝費は、商品を売るための販売活動の費用であり、売上原価ではなく販売費に分類されるため誤りです。Cの本社管理部門の人件費は、商品そのものに直接ひもづかない一般管理費なので、売上原価には含まれず誤りです。Dの支払利息は、お金の調達にかかる財務上の費用で、営業外費用に分類されるため売上原価とは別物であり誤りです。