経験を「具体的経験→省察的観察→抽象的概念化→能動的実験」という4段階で繰り返し学びに変えるとする、経験学習を説明したモデルとして、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は D です。具体的経験→省察的観察(振り返り)→抽象的概念化(教訓化)→能動的実験(試す)という4段階を回して、経験を学びに変えていくと説明するのがコルブの経験学習モデルです。やって・振り返って・教訓を引き出して・次に試す、という循環は、若手育成での振り返り指導の土台になります。サイクルとして繰り返す点が要点です。
ポイント
核心は、経験学習が「経験→振り返り→教訓→次の実践」という循環で説明される点です。経験しただけ、あるいは振り返っただけでは学びは完結しません。引き出した教訓を次の場面で試し、また経験する——この一巡を回し続けることで力がつく、という構造を押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
若手の振り返りを支えるときは、4段階に沿って問いかけてみましょう。「何が起きた?(経験)」「どう感じ、何に気づいた?(省察)」「次に活かせる教訓は?(概念化)」「では次はどう試す?(実験)」の順です。最後の「次に試すこと」まで言葉にできると、振り返りが次の行動につながります。
解説詳細
コルブの経験学習モデルの4段階
正解はDです。コルブの経験学習モデルは、①具体的経験(実際にやってみる)②省察的観察(その経験を振り返る)③抽象的概念化(振り返りから教訓や法則を引き出す)④能動的実験(その教訓を次の場面で試す)という4段階を循環させて、経験を学びに変えていくと説明します。若手育成で「経験→振り返り→次に活かす」を促すときの理論的な土台になります。
他の選択肢が誤りである理由
Aのマズローの欲求5段階説は、人の欲求を低次から高次へ階層で説明する動機づけの理論で、経験学習の循環ではありません。BのSWOT分析は、強み・弱み・機会・脅威を整理する経営の分析手法です。Cのプロダクトライフサイクルは、製品が導入から衰退まで移り変わる過程を表すマーケティングの概念です。経験を4段階で学びに変える循環を説明するのはコルブのモデルです。