Q.
1つの設問で2つのことを同時に尋ねてしまう、避けるべき質問の作り方を何と呼ぶか。
解説まとめ
正解はBです。ダブルバーレル質問とは、「価格とデザインに満足していますか」のように、1つの設問の中で2つ以上の論点を同時に尋ねてしまう質問のことです。回答者がどちらに答えてよいか分からなくなり、得られた回答も意味を読み取れなくなります。設問は「1問1論点」が原則です。論点が2つあるなら設問を2つに分けます。
ポイント
この設問の核心は「1つの設問は1つの論点だけを問う」という原則です。価格とデザインのように別々に評価しうる要素を1問に詰め込むと、回答が混ざって分析できません。聞きたいことが2つあるなら、迷わず2問に分けます。
ワンポイントアドバイス
作った設問を読み返し、「〜と〜」のように2つの言葉が並んでいないか探してみましょう。並んでいたら、それぞれを別の設問に分けられないか検討すると効果的です。1問1論点を徹底するだけで、集計のしやすさが大きく変わります。
解説詳細
ダブルバーレル質問の問題点
ダブルバーレル質問は、回答者が2つの論点のうちどちらに重きを置いて答えたのか分からなくなる点が問題です。たとえば「価格とデザインに満足していますか」に「いいえ」と答えた人が、価格に不満なのかデザインに不満なのか、あるいは両方なのかを判別できません。回答の意味が一意に定まらないため、集計しても改善のヒントになりません。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aのリッカート尺度は「とても満足〜とても不満」のような段階評価の尺度の名前で、質問の欠陥を指す言葉ではありません。Cのクロス集計は2つの項目を掛け合わせて集計する手法で、設問の作り方の話ではありません。Dのスクリーニング質問は対象者を絞り込むための質問で、論点を2つ詰め込む欠陥とは無関係です。問われている「2論点を同時に尋ねる欠陥」を指すのはBだけです。