Q.
アンケートの選択肢を用意するときの原則として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はDです。選択肢は、互いに重複せず(相互排他)、全体として漏れがない(網羅的)ように用意するのが原則です。重なりがあると回答者がどれを選ぶか迷い、漏れがあると当てはまる選択肢が無くなります。漏れに備えて「その他」「当てはまるものはない」を添えることもあります。この原則を満たすと、回答が一意に定まり集計しやすくなります。
ポイント
この設問の核心は「相互排他かつ網羅的(MECE)」という選択肢設計の基準です。重なりは回答の迷いを生み、漏れは無理な選択を強います。両方を満たして初めて、選択肢が回答の受け皿として機能します。
ワンポイントアドバイス
選択肢を作ったら、「どれにも当てはまらない人はいないか」「2つに当てはまる人はいないか」を確認してみましょう。漏れがあれば「その他」を、重なりがあれば定義を分けると効果的です。受け皿を整えるだけで、回答の質が安定します。
解説詳細
相互排他かつ網羅的にする理由
選択肢を相互排他にすると、回答者がどれを選べばよいか迷わず、1つに定まります。網羅的にすると、どの回答者にも当てはまる選択肢が必ず存在し、無回答や無理な選択を防げます。たとえば年代の選択肢を「20代未満/20代/30代/…」と区切れば、年齢は必ずどこか1つに入ります。重なりや漏れがあると、集計の分母が崩れたり回答が分散したりします。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aの「一部重なっていてもよい」は、回答者がどれを選ぶか割れて集計が乱れるため不適切です。Bの「当てはまるものが無い場合を考えない」は網羅性を欠き、回答者を行き詰まらせます。Cの「似た意味の項目を並べる」は実質的な重複であり、回答を分散させて意味を薄めます。重ならず漏れもないように設計するのはDです。