Q.
「松・竹・梅」の3コースのように、順番(ランク)はあるが各段階の差が等しいとは限らない尺度を何と呼ぶか。
解説まとめ
正解はCです。順序尺度とは、値の間に順番(大小・上下)はあるものの、隣り合う段階の差が等しいとは限らない尺度です。「松・竹・梅」や「1位・2位・3位」「満足の段階」などが当てはまります。順序があるので並べ替えや「より上か下か」の比較はできますが、差や比に意味を置けないため、平均は慎重に扱います。集計では中央値や度数で見るのが基本です。
ポイント
この設問の核心は「順序はあるが間隔が一定でない=順序尺度」という区別です。並べられるかどうか(順序)と、間隔が等しいかどうか(間隔・比率)は別の問題です。この違いが集計方法の選び方に直結します。
ワンポイントアドバイス
順序尺度のデータをまとめるときは、平均より中央値や分布を優先して見てみましょう。段階の差が等間隔と言い切れないため、平均だけだと誤解を招くことがあります。尺度の段差を意識すると、報告の表現が正確になります。
解説詳細
順序尺度の性質
順序尺度は、段階に順番がある一方で、段階間の差の大きさが等しいとは保証されない尺度です。たとえば「松・竹・梅」は上下の順はありますが、松と竹の差、竹と梅の差が同じ大きさだとは言えません。そのため、順番に基づく中央値や、各段階の度数・割合で要約するのが基本です。リッカート尺度も本来は順序尺度ですが、実務では便宜的に平均を取る場面もあります。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aの名義尺度は順序を持たない分類で、ランクのある「松・竹・梅」とは異なります。Bの比率尺度は原点があり比を取れる尺度で、間隔も比も保証されない順序尺度とは別です。Dの間隔尺度は段階の間隔が等しい尺度で、差が等しいとは限らない順序尺度とは区別されます。順番はあるが間隔が一定でないのはCの順序尺度です。