Q.
「このたびの件につきましては、誠に申し訳ございませんが、現時点においては明確な回答を差し上げることができかねる状況となっております。」を、情報量を保ったまま最も簡潔に言い換えたものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。元の文の情報は「この件は・現時点では・回答できない」の3点で、Cはそれを保ったまま冗長な敬語表現だけを削っています。情報を変えずに語数を減らすのが、冗長表現の削除です。
ポイント
冗長表現の削除は「意味を変えずに語数を減らす」操作です。「〜することができかねる」を「できない」にしても情報は変わらない、という点が核心です。短くしようとして「現時点では」という条件まで落とすと意味が変わる、というのがつまずきどころです。
ワンポイントアドバイス
クッション言葉や二重敬語は、削っても情報が減らない部分です。まず「〜という状況となっております」のような飾りを外し、残った骨組みが元の意味と一致するか確かめてみましょう。条件を表す語(現時点では、など)は残すのが効果的です。
解説詳細
残すべき情報を見極める
元の文の核は「この件・現時点では・回答できない」の3点です。Cはこの3点を過不足なく残し、敬語の飾りだけを削っているので、情報量を保ったまま最も簡潔になっています。
なぜ他の選択肢が誤りなのか
Aは「回答できます」と意味が反転しており、情報を取り違えています。Bは「控えさせていただきたく存じ上げる所存でございます」と、むしろ敬語を盛って長くしており、簡潔化になっていません。Dは「現時点では」という条件を落としたため、「今後も一切回答しない」とも読めてしまい、元の意味より強くなっています。情報を変えずに短くしたCが正解です。