Q.
「変えられない出来事に対して、深呼吸や気分転換で気持ちを落ち着ける」対処は、コーピングのどちらに当たるか。
解説まとめ
正解はBです。原因そのものは変えず、生じた感情を深呼吸や気分転換で和らげているため、情動焦点型コーピングに当たるからです。情動焦点型は、すぐに変えられない状況で力を発揮する対処です。感情を整えることに焦点がある点が見分け方です。
ポイント
この問題の核心は、「原因を変えているか/感情を和らげているか」で2つの型を見分けることです。変えられない状況では原因に手を出せないため、情動焦点型が現実的な選択になります。情動焦点型を「逃げ」と誤解しないことがつまずきどころです。
ワンポイントアドバイス
自分の力では変えにくい出来事に直面したら、まず気持ちを整える対処を選んでみましょう。深呼吸、短い散歩、信頼できる人に話す、好きな音楽を聴くなどが効果的です。感情が落ち着くと、次にできることが見えやすくなります。
解説詳細
情動焦点型コーピングの考え方
情動焦点型コーピングは、ストレッサーによって生じた感情を和らげることに焦点を当てた対処です。設問のように、原因そのものをすぐ変えられない場面では、深呼吸や気分転換で気持ちを落ち着けることが有効になります。原因ではなく「感情」に働きかけている点が特徴です。
なぜ他の選択肢が誤りなのか
Aの問題焦点型は原因そのものに働きかける対処ですが、この例では原因は変えず感情を整えているので当てはまりません。Cの「逃避」は誤りで、感情を整えて立て直す情動焦点型は健全な対処です。Dの「無意味な行動」も誤りで、感情を和らげることは回復や次の行動につながる意味のある対処です。よってBが正解です。