Q.
「仕事量が多くて苦しいので、上司に相談して担当を調整してもらう」という対処は、コーピングのどちらに当たるか。
解説まとめ
正解はAです。仕事量という原因そのものを調整して状況を変えようとしているため、問題焦点型コーピングに当たるからです。問題焦点型は、変えられる原因に直接働きかける対処です。原因を動かしているか、感情を和らげているかで見分けます。
ポイント
この問題の核心は、「原因に手を加えているか」で問題焦点型を見分けることです。相談という行為そのものが情動焦点に見えがちですが、ここでは担当の調整という原因の変更が目的なので問題焦点型になります。目的に注目するのがつまずきどころです。
ワンポイントアドバイス
ストレスの原因が「自分や周囲の働きかけで変えられそう」なときは、まず問題焦点型を試してみましょう。仕事量なら相談・分担・優先順位づけ、段取りなら計画の立て直しが有効です。原因が動かせる場面では、原因に手を打つのが近道です。
解説詳細
問題焦点型コーピングの考え方
問題焦点型コーピングは、ストレッサー(原因)そのものに働きかけて状況を変えようとする対処です。設問の例では、苦しさの原因である「仕事量の多さ」に対し、上司に相談して担当を調整するという形で直接働きかけています。原因を動かしているので、これは問題焦点型に分類されます。
なぜ他の選択肢が誤りなのか
Bの情動焦点型は、原因は変えずに生じた感情を和らげる対処なので、原因を調整しているこの例には当てはまりません。Cの「不適切な対処」も誤りで、相談して調整することは健全で有効な対処です。Dは、相談・調整という意図的な行動はコーピングであり、心身に自動的に現れるストレス反応とは別物なので誤りです。