Q.
分散の計算手順として正しいものはどれか。
ポイント
偏差をそのまま足すと、プラスとマイナスが打ち消し合って0になってしまいます。だから、二乗して符号を消してから平均する——これが分散の計算の肝です。「なぜ二乗するのか」という理由まで理解しておくと、手順を忘れにくくなります。
ワンポイントアドバイス
ばらつきを自分で計算するときは、「偏差→二乗→平均」という3つの手順を、順番どおりにたどってみましょう。表計算ソフトを使うなら、各セルにまず偏差の二乗を出し、それから平均関数をかけると、途中経過が見えて検算しやすくなります。
解説詳細
正解はAです。分散は、各値から平均を引いて差(偏差)を求め、その偏差を二乗してから平均をとる、という手順で計算します。Bの「差をそのまま平均する」は誤りです。偏差はプラスとマイナスが混在し、そのまま足すと打ち消し合って必ず0になってしまうため、ばらつきの指標として使えません。だからこそ、二乗して符号を消す必要があるのです。Cの「各値を二乗してから平均を引く」は手順が逆で、まず平均との差をとってから二乗するのが正しい順序です。Dの「最大値から最小値を引く」は範囲(レンジ)の計算であり、分散とは別の指標です。