Q.
「相関は因果を意味しない」という原則の説明として最も正しいものはどれか。
ポイント
相関は、因果関係があるための必要条件の一つにすぎません。一方が他方の原因だと言うには、相関に加えて別の根拠が必要になります。相関が見えただけで原因だと結論づけない、という慎重さがこの原則の核心です。
ワンポイントアドバイス
データで相関を見つけたら、結論に「原因」と書く前に、「他の説明はないだろうか」と一度立ち止まって確認しましょう。報告書を書くときも、相関と因果を言葉のうえできちんと区別して記述するように心がけてください。言葉の使い分けが、誤解のない伝達につながります。
解説詳細
正解はAです。「相関は因果を意味しない」という原則は、2つの量に相関があったとしても、一方が他方の原因であるとは限らない、ということを表しています。相関はあくまで「一緒に動く傾向」を示すだけで、本当に原因と言えるかどうかは、別途の検証が必要です。Bの「相関が見られれば原因だと判断してよい」は、まさにこの原則に反する誤りです。Cの「因果関係があると相関がかえって弱まる」も、根拠のない誤った説明です。Dの「相関と因果は同じ意味で扱ってよい」も、両者を混同しており原則に反します。相関は、原因を示すための出発点にすぎない、と理解しておきましょう。