WBS とスケジュール(ガントチャート)の関係について、最も適切な説明はどれか。
解説まとめ
正解は C です。WBS は「何を作るか」を時間軸なしで階層分解した構造で、スケジュールはその要素に「いつやるか」を割り当てたものです。順序としては、まずスコープを WBS で固め、その上で日程をガントに落とします。役割が違う2つを段階的に使う、と理解しておきましょう。
ポイント
核心は「WBS=スコープ(時間なし)」「スケジュール=WBS要素+時間軸」という分業です。両者は同じものでも逆順でもなく、スコープ→日程という流れでつながります。実績/計画の区別とも無関係で、どちらも計画段階で作る点に注意しましょう。
ワンポイントアドバイス
計画がうまく回らないと感じたら、ガントだけをいじる前に WBS に立ち返ってみましょう。日程の混乱は、しばしばスコープ(やること)が曖昧なまま線を引いたことが原因です。「やることを構造で固める→順序と日程を与える」の二段構えを意識すると、計画の手戻りが減ります。
解説詳細
WBS とスケジュールは役割が連続する
WBS は、プロジェクトのスコープを成果物中心に階層分解した構造で、それ自体は時間軸(いつ・どの順で)を持ちません。一方スケジュール(ガントチャート)は、その WBS で洗い出した作業要素に対して、順序・依存関係・開始終了日を与えたものです。したがって両者は別物でありながら連続しており、正しい流れは「スコープを WBS で固める → 要素に日程を割り当ててスケジュール化する」となります。
ほかの選択肢が誤りである理由
A は両者を同一視していますが、片や時間軸なしの構造、片や日程付きの工程表であり別物です。B は順序が逆で、ガントで分解してから WBS を作るのではなく、WBS が先でガントが後です。D は実績値と計画値で役割を分けていますが、WBS もガントも基本は計画段階で作る道具であり、実績の記録専用・計画専用という切り分けは誤りです。スコープ分解と日程化の連続関係を正しく述べた C が正解です。