複数のリスクに対応の優先順位をつけるとき、最も標準的な基準はどれか。
解説まとめ
正解は C です。リスク対応の優先順位は、発生確率と影響度から算出したスコアが高いものから付けるのが標準です。スコアが高いほど、放置したときに目的へ与えるダメージの期待値が大きいからです。発見順や費用の安さ、担当者の感覚ではなく、リスクの大きさそのものを基準にします。
ポイント
優先順位の基準は「リスクの大きさ(確率×影響度)」だと押さえるのが核心です。対応のしやすさやコストの安さは、どの戦略を選ぶかを考える後段の材料であり、何から手をつけるかの基準ではありません。大きいリスクを後回しにしない、という原則が重要です。
ワンポイントアドバイス
やりやすいリスクや安く済むリスクから片づけたくなりますが、まずはスコアの高い順に並べ替えてから着手しましょう。大物を先に潰すことで、万一のときの被害を最も効率よく抑えられます。スコア表を常に手元に置き、対応の順番をそこから決める癖をつけてください。
解説詳細
優先順位はリスクの大きさで決める
リスク対応の優先順位は、発生確率と影響度から算出したリスクスコアの高いものから付けるのが標準的な考え方です。スコアが高いリスクは、起きる可能性と起きたときの被害の両面が大きく、放置すると目的に与える期待ダメージが大きくなります。だからこそ、限られた時間と予算を、最も大きいリスクから順に投じるのが合理的です。これにより、対応の空振りを減らし、被害の総量を効率よく抑えられます。
ほかの選択肢が誤りである理由
Aの発見順は、たまたま早く見つかっただけで、その重要度とは無関係です。重大なリスクが後から見つかることも多く、発見順での対応は危険です。Bの費用の安さやDの担当者のやりやすさは、どの対応策を選ぶか・誰が担当するかを決める段階の材料ではありますが、何から着手するかの優先基準にすると、安くて簡単な小リスクばかり片づいて大リスクが残ります。リスクの大きさを基準とするCが正解です。