Q.
リスクマトリクス(発生確率と影響度を縦横にとった表)の主な目的として、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は D です。リスクマトリクスは、発生確率を一方の軸、影響度をもう一方の軸にとり、各リスクをマス目に配置する表です。確率も影響度も高い右上のリスクほど優先度が高い、と視覚的に把握できます。スコアの数字だけでは伝わりにくい全体像を、一目で共有できるのが目的です。
ポイント
マトリクスの価値は「可視化と優先度の共有」にあります。確率×影響度のスコアを座標に置き換えることで、どのリスクから手を打つべきかが直感的に分かります。勤務時間の割当や会計記録、発生日時の記録は、マトリクスの目的ではありません。
ワンポイントアドバイス
リスクを洗い出したら、簡単な3×3でよいのでマトリクスに置いてみましょう。右上(高確率・高影響)に来たリスクから優先して対応策を考えると、判断がぶれません。チームで同じマトリクスを見ながら話すと、優先度の認識合わせもスムーズになります。
解説詳細
マトリクスは優先度の地図
リスクマトリクスは、発生確率と影響度をそれぞれ軸にとり、各リスクを確率と影響度の組み合わせに応じてマス目に配置する表です。確率も影響度も高い領域(一般に右上)に置かれたリスクほど優先度が高く、すぐに対応すべきと判断できます。スコアの数値を並べるだけよりも、位置で示すほうが全体像をつかみやすく、チームで「どこから手をつけるか」の合意を取りやすくなります。これが可視化ツールとしての主な目的です。
ほかの選択肢が誤りである理由
Aの勤務時間の割当は要員管理の話で、確率と影響度を軸にするマトリクスの目的ではありません。Bの費用を会計帳簿に記録することは経理の役割であり、リスクの優先度可視化とは別です。Cの発生日時の時系列記録は、リスクが顕在化した後のインシデント記録に近く、未発生リスクの優先度を示すマトリクスとは目的が異なります。確率と影響度で配置して優先度を把握するというDが正解です。