採用における「採用ペルソナ」を作る目的として、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はDです。採用ペルソナとは、求める人物像を、経歴や志向・価値観をもった「実在しそうな一人の人物像」として具体化したものです。ねらいは、採用に関わる人どうしで「どんな人を採りたいか」のイメージをそろえることにあります。言葉の要件だけだと人によって思い描く人物像がずれがちなので、一人の像にまとめて共通認識をつくります。
ポイント
ペルソナは「関係者の認識をそろえる道具」だという点が核心です。個人情報共有(B)・自動採点(C)・他社予測(A)は、いずれもペルソナの目的ではありません。ペルソナは実在の応募者の情報ではなく、「採りたい理想像」を描いたものだ、という点を取り違えないようにしましょう。
ワンポイントアドバイス
要件を箇条書きにしたら、それをもとに「Aさん(仮名)は〜な経歴で、〜を大事にしている人」と一段落の人物紹介を書いてみましょう。求人原稿やスカウト文を書くとき、この一人に語りかけるイメージで書くと、メッセージがぶれず刺さりやすくなります。関係者全員で同じ「Aさん」を思い描けると、選考の足並みもそろいます。
解説詳細
ペルソナは「採りたい人物像」を一人の像にまとめる
採用ペルソナとは、求める人物像を、実在しそうな一人の人物として具体的に描いたものです。経歴・スキル・志向・価値観などを盛り込み、「こういう人を採りたい」というイメージを一人の像に落とし込みます。その最大の目的は、採用に関わる関係者(採用担当・現場マネージャー・面接官など)の間で、求める人物像のイメージをそろえることです。これが選択肢Dであり、正解です。
要件を箇条書きにしただけだと、同じ言葉でも人によって思い描く人物が微妙にずれます。ペルソナという一人の像にまとめることで、求人原稿やスカウト文の精度も上がり、関係者の認識も統一できます。
なぜ他の選択肢は誤りか
選択肢Bの「個人情報の共有」は誤りです。ペルソナは実在する応募者の情報ではなく、採りたい理想像を描いた架空の人物像です。むしろ実在の応募者情報を勝手に共有するのは扱いに注意が必要なものであり、ペルソナの目的とは正反対です。
選択肢Cの「合否を自動判定する点数表」は、評価シートやスコアリングの話であって、ペルソナの目的ではありません。ペルソナは点数化の仕組みではなく、イメージをそろえるための人物像です。
選択肢Aの「競合の採用人数予測」は、市場分析の話でありペルソナとは無関係です。ペルソナはあくまで自社が採りたい人物像を描くものなので、共通認識づくりを目的とした選択肢Dが正解です。