人材要件における「MUST要件」と「WANT要件」の違いとして、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。MUST要件はその職務に必須で、満たさなければ採用が成り立たない条件、WANT要件はあれば望ましいが、無くても採用可能な条件です。要件をこの2つに分けることで、「ここは絶対に外せない」「ここは妥協できる」という優先順位がはっきりします。すべてを必須にしてしまうと候補者が極端に減るため、MUSTとWANTの切り分けが大切です。
ポイント
MUST/WANTは「妥協できる線引き」を決めるための分類だ、という点が核心です。給与・勤務地(A)、確認手段(B)、新卒・中途(D)は、いずれもMUST/WANTの区別とは無関係です。「必須かどうか」という一点で分けるのがこの分類の本質だと覚えましょう。
ワンポイントアドバイス
要件を書き出したら、一つひとつに「これが無いと本当に採用できないか?」と問いかけてみましょう。「無くても何とかなる」と思えた項目はWANTに移します。MUSTを数個に絞り込めると、求人のターゲットが明確になり、母集団も集まりやすくなります。迷ったらWANT寄せにするのが現実的です。
解説詳細
MUSTとWANTは「必須かどうか」で分ける
人材要件を整理するとき、条件を「MUST要件」と「WANT要件」に分けるのが基本です。MUST要件は、その職務を遂行するうえで必須であり、満たさなければ採用が成り立たない条件です。一方、WANT要件は、あれば望ましいけれども、無くても採用は可能な条件です。この「必須かどうか」での切り分けが選択肢Cであり、正解です。
この分類のねらいは、評価に優先順位をつけることにあります。どこは絶対に外せず、どこは妥協できるのかをあらかじめ決めておくことで、候補者を比較するときの判断がぶれにくくなります。
なぜ他の選択肢は誤りか
選択肢Aは、MUSTを給与条件、WANTを勤務地条件と説明していますが、MUST/WANTは条件の「種類(給与か勤務地か)」で分けるものではありません。給与に関する要件にもMUSTとWANTがあり得ます。
選択肢Bは、確認する手段(面接か書類か)で分けるとしていますが、これも誤りです。同じMUST要件でも、書類で確認するものと面接で確認するものの両方があります。確認手段はMUST/WANTの区別とは無関係です。
選択肢Dは、新卒か中途かで使い分けると説明していますが、MUST/WANTはどちらの採用でも使う考え方であり、対象者の種類で決まるものではありません。したがって、必須かどうかで分けるとした選択肢Cだけが正しい説明です。