Q.
文章の要約として「適切でない」ものはどれか。次の段落を要約する場面で考えること。「リモート会議は移動の時間を省ける利点がある。ただし、相手の細かな表情が伝わりにくいという弱点もあるため、大事な話は対面を選ぶ人も多い。」
解説まとめ
正解は D です。設問は「要約として適切でないもの」を選ぶ問題です。元の段落は利点と弱点の両方を述べ、大事な話は対面を選ぶ人も多いと結んでいます。Dは「どんな場面でも対面より優れている」と弱点を無視して言いすぎており、要約として不適切です。
ポイント
核心は「要約は元の主張を変えず、過不足なくまとめる」点です。利点・弱点・使い分けを正しく残したA・B・Cは適切で、弱点を切り捨てて一方的に持ち上げたDだけが元の内容と矛盾します。要約に自分の評価を足さないことが大切です。
ワンポイントアドバイス
要約ができたら、元の文章と読み比べて「言いすぎ・言い足りない部分はないか」を確かめましょう。元にない断定(どんな場面でも、必ず、など)が混じっていたら要注意です。元の主張に忠実かを点検する習慣が、正確な要約につながります。
解説詳細
要約は元の主張に忠実であるべき
要約は、元の文章の中心的な主張と要点を、意味を変えずに短くまとめたものです。この段落は「移動を省ける利点」「表情が伝わりにくい弱点」「大事な話は対面を選ぶ人も多い」という三つの要素から成り、利点と弱点の両面を踏まえた内容です。要約もこの両面と結論を保つ必要があります。
Dが不適切で、ほかが適切である理由
Dは「どんな場面でも対面より優れている」と述べ、元の段落にあった弱点や「大事な話は対面」という結論を無視して一方的に持ち上げており、元の主張と矛盾するため要約として不適切です。一方、Aは三要素をそのまま残し、Bは「一方」で利点と弱点を対比して結論まで含め、Cは利点・弱点・使い分けを抽象化して正しくまとめており、いずれも元の主張に忠実です。よって、適切でないものとして選ぶべきはDです。