Q.
不良項目を件数の多い順に並べ、累積比率も示して「どの少数項目が全体の大半を占めるか」を見つけるのに最も適した図はどれか。
解説まとめ
正解は A です。パレート図は、項目を件数や金額の大きい順に棒で並べ、累積比率を折れ線で重ねた図です。「少数の重要項目が全体の大半を占める(重点指向、いわゆる80/20)」を見つけ、どこから手をつけるかを決めるのに使います。改善対象の優先順位づけに向いた道具です。
ポイント
パレート図の核心は「重点指向=効果の大きい少数に絞る」ことです。要因を洗い出すのが特性要因図、要因や項目の大きさを順位づけして絞るのがパレート図、という役割分担を押さえましょう。全部を平等に直そうとせず、上位項目から着手するための地図になります。
ワンポイントアドバイス
改善テーマを決めるときは、不良やクレームの項目をパレート図にして、上位2〜3項目に集中してみましょう。あれもこれもと手を広げるより、累積で大半を占める項目を片づけるほうが効果が大きく出ます。まずは1か月分のデータを多い順に並べることから始めるのが効果的です。
解説詳細
パレート図は重点を絞るための図
パレート図は、不良やクレームなどの項目を件数(または金額)の大きい順に棒グラフで並べ、その累積比率を折れ線で示した図です。これにより、「上位のわずかな項目が全体の多くを占めている」という重点指向(80/20の考え方)が一目で分かります。限られた時間と人で最大の効果を出すために、どの項目から取り組むべきかを判断する道具です。
他の選択肢が誤りである理由
B の特性要因図は要因を枝分かれで整理する図で、件数の順位づけはしません。C の散布図は2つの量の相関(関係の強さ)を見る図で、重点項目を選ぶものではありません。D のチェックシートはデータを記録・集計するための様式で、それ自体は順位や累積を示しません。件数順と累積で重点を見つけるのはパレート図、すなわち A です。