Q.
「特性要因図(フィッシュボーン図)」の主な用途として、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は D です。特性要因図は、ある結果(特性)に対して、その原因となりうる要因を魚の骨のように枝分かれさせて整理する図です。「なぜその問題が起きるのか」を多面的に洗い出し、原因を分類・共有するために使います。背骨に問題、太い骨に要因の大分類、小骨に具体要因を並べていきます。
ポイント
特性要因図は「原因の候補を網羅して整理する」道具であり、件数の大小を比べるパレート図とは役割が違います。特性要因図で要因を出し切り、パレート図で重点を絞る、というように使い分けることが核心です。要因の洗い出しと優先順位づけを混同しないようにしましょう。
ワンポイントアドバイス
不良やトラブルの原因を考えるときは、いきなり対策に飛ばず、まず特性要因図で要因を枝分かれさせて書き出してみましょう。人・設備・材料・方法などの観点で骨を立てると、見落としが減ります。チームで一緒に枝を埋めると、思い込みに気づきやすくなり効果的です。
解説詳細
特性要因図は原因を整理する図
特性要因図は、解決したい結果(特性)を魚の頭、そこへ伸びる背骨と太い骨・小骨に要因を並べていく図で、形から「フィッシュボーン図」とも呼ばれます。「なぜこの問題が起きるのか」という原因を、人・設備・材料・方法といった観点で枝分かれさせ、抜け漏れなく洗い出すために使います。原因の構造を見える化し、チームで共有するのに向いています。
他の選択肢が誤りである理由
A の「売上の時系列」はグラフ(折れ線など)の用途で、要因の整理ではありません。B の「管理限界内かの判定」は管理図の役割であり、工程の安定を時系列で見るものです。C の「保管場所を地図に配置」はレイアウト管理の話で、特性要因図とは無関係です。結果に対する要因を魚の骨状に整理するのは D だけです。