Q.
現場で言われる「後工程はお客様」という考え方の意味として、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は C です。「後工程はお客様」とは、自分の次の工程を顧客と同じように扱い、不良や問題をそこへ流さないようにする現場の心構えです。社内の工程間でも「受け取る側が困らないか」を考えることで、不良の早期発見と全体品質の向上につながります。一人ひとりが品質の番人になる、という発想です。
ポイント
この原則の核心は「品質責任を最終検査任せにせず、各工程が自分の出口で保証する」点です。後工程に不良を流すと、発見が遅れて手戻りが大きくなります。社内の次工程も顧客とみなすことで、その場で不良を止める意識が育つ、と理解しておきましょう。
ワンポイントアドバイス
自分の仕事を次の人に渡すとき、「この状態で受け取ったら相手は困らないか」を一度確認してみましょう。書類でも製品でも、後工程が手戻りなく進められる形で渡すことが、全体のムダを減らします。受け渡しのチェックポイントを決めておくと効果的です。
解説詳細
後工程はお客様という現場原則
「後工程はお客様」とは、自分の作業の次に来る工程(後工程)を、社外の顧客と同じように大切に扱い、不良や問題をそこへ流さないようにする考え方です。最終検査だけに品質を頼るのではなく、各工程が自分の出口で品質を保証することで、不良はその場で止まり、手戻りが小さくなります。社内のすべての工程が「渡す側」と「受け取る側」の関係でつながっている、という意識を共有する原則です。
他の選択肢が誤りである理由
A の「最終顧客以外は気にしなくてよい」は、各工程での品質保証を否定するもので、原則と正反対です。B の「不良があっても遠慮なく流す」は、まさに避けるべき行為そのものです。D の「後工程の都合を無視して自工程の効率だけ優先する」は、後工程を顧客とみなす発想に反します。次工程を顧客として不良を流さないとする C が正しい意味です。