Q.
生産の「平準化(へいじゅんか)」を行う主な目的として、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は B です。平準化とは、生産量や品種のばらつき(波動)をならして、できるだけ一定のペースで流せるようにすることです。波動が大きいと、ピークに合わせた過剰な設備・在庫が必要になります。ならすことで在庫を抑え、工程の負荷も安定させて、QCD 全体を安定させられます。
ポイント
平準化の核心は「波(ばらつき)を小さくして全体を安定させる」ことです。まとめ生産は一見効率的でも、需要とのずれが在庫や手待ちのムダを生みます。需要の波に振り回されず、一定ペースに近づける工夫が後工程の安定につながる、という点を押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
受注や業務量に波があるなら、ピークだけに合わせて設備や人を増やす前に、平準化できないかを考えてみましょう。前倒し・分散・小ロット化で波をならせると、ムダな在庫や残業を減らせます。まずは需要や作業量の山谷を見える化することから始めるのが効果的です。
解説詳細
平準化は波動をならして安定生産を図る
平準化とは、生産する量や品種のばらつき(波動)をできるだけ小さくし、一定に近いペースで生産することを指します。波動が大きいと、ピークに合わせて設備・人員・在庫を多めに用意する必要があり、谷のときには遊びが生じます。これらをならすことで、過剰な在庫や手待ちのムダを抑え、各工程の負荷を安定させられます。結果として品質・コスト・納期のすべてを安定させやすくなります。
他の選択肢が誤りである理由
A の「1製品を大量にまとめて作る」は、平準化とは逆方向のまとめ生産で、需要とのずれから在庫のムダを生みます。C の「常に最大能力で動かし続ける」は、需要を超えた作りすぎにつながり、平準化の狙いと相反します。D の「納期を遅らせてまとめ出荷」は、平準化ではなく単なる納期遅延であり、顧客満足を損ないます。波動をならして安定を図るのは B です。