Q.
トヨタ生産方式でいう「7つのムダ」に含まれ、必要以上に早く・多く作ってしまうことを指すものはどれか。
解説まとめ
正解は D です。「つくりすぎのムダ」は、必要な量・タイミングを超えて多く・早く作ってしまうことを指し、7つのムダの中でも特に他のムダを誘発する最も大きなムダとされます。作りすぎると在庫が増え、運搬・保管・手直しなどのムダが連鎖的に発生します。「売れる分だけ・必要なときに」が原則です。
ポイント
つくりすぎのムダの核心は「在庫という形で他のムダを隠し、誘発する」点です。一見、たくさん作れば効率的に見えますが、需要を超えた生産は資金を寝かせ、不良の発見も遅らせます。手待ちや運搬などのムダの大もとになりやすい、と押さえておきましょう。
ワンポイントアドバイス
「ラインを止めたくないから」と先行して作りすぎていないか、見直してみましょう。必要数を超えた生産は、在庫・保管・運搬のコストとなって跳ね返ります。需要やタクトタイムに合わせて作る量を決め、作りすぎを止めることが、ムダ削減の出発点として効果的です。
解説詳細
つくりすぎのムダが最も大きい
7つのムダ(つくりすぎ・手待ち・運搬・加工そのもの・在庫・動作・不良をつくる)のうち、つくりすぎのムダは、必要な数や時期を超えて多く・早く作ってしまうことを指します。これは余分な在庫を生み、その保管・運搬・管理の手間を増やし、さらには不良の発見を遅らせます。こうして他の多くのムダを連鎖的に引き起こすため、最も警戒すべきムダとされています。
他の選択肢が誤りである理由
A の手待ちのムダは、前工程の遅れや欠品などで作業が止まり、待たされている状態のムダです。B の運搬のムダは、必要のない移動や持ち替えにかかるムダです。C の動作のムダは、探す・かがむなど付加価値を生まない人の動きのムダです。いずれも7つのムダですが、「必要以上に早く・多く作る」ことを指すのはつくりすぎのムダ、すなわち D です。