チームにおける「心理的安全性」の説明として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は B です。心理的安全性とは、質問する・間違いを認める・異論を述べる・助けを求めるといった対人関係上のリスクを取っても、罰せられたり恥をかかされたりしないと、チーム内で共有されている信念のことです。これは個人の感情の問題ではなく、チームの風土を指す概念です。安心して本音や懸念を口にできる土台だと押さえておきましょう。
ポイント
心理的安全性の核心は「対人リスクを取っても安全だ」という共有された認識にあります。仲の良さ(A)や心身の健康(D)と混同されがちですが、定義の中心は「言いにくいことを言っても不利益を被らない」点です。基準を下げること(C)とも別物だと整理しておきましょう。
ワンポイントアドバイス
自分のチームで「ここでは間違いを認めても大丈夫だ」とメンバーが感じているかを、まず観察してみましょう。会議で質問や異論が出るか、悪い報告が早く上がってくるかが手がかりになります。安全性は号令ではなく、日々の反応の積み重ねで育つものだと意識してみてください。
解説詳細
心理的安全性は対人リスクに関する共有信念
心理的安全性とは、チームの中で対人関係上のリスク(質問・指摘・反対意見・失敗の告白・助けの要請)を取っても、無能・無知・邪魔だと見なされて罰せられることはない、と共有された信念のことです。重要なのは、これが特定個人の性格や気分ではなく、チーム全体に広がった「ここでは安全だ」という認識だという点です。だからこそ同じ人でもチームが変われば発言量が変わります。
ほかの選択肢が誤りである理由
Aの「対立が一切起きない」は、むしろ本音をぶつけ合えていない兆候のこともあり、安全性の定義ではありません。Cの「基準を下げる」は安全性とは無関係で、安全性は高い基準と両立します。Dの「心身の健康」は望ましい状態ですが、ストレス管理一般の話であり、対人リスクを取れる風土という心理的安全性の中心とはずれています。