Q.
「問い合わせ対応が遅い」という症状に対し、課題提起で踏み込むべき内容として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はAです。「対応が遅い」は表面に出た症状であり、課題提起ではその裏にある原因まで掘り下げます。「なぜ遅いのか」を突き止めて根本の課題として示すと、解決策が原因に正しく当たります。感情的な訴えや、症状の繰り返し、機能の先出しでは、的を射た提案につながりません。
ポイント
症状と原因は分けて考えます。症状にだけ反応すると対症療法的な提案になり、根本は解決しません。「なぜ」を繰り返して原因にたどり着き、そこを課題として定義することが、効く解決策の前提です。
ワンポイントアドバイス
症状が見えたら「なぜ?」を最低でも数回繰り返してみましょう。「遅い → なぜ → 担当者に集中 → なぜ → 振り分けの仕組みがない」のように掘ると、本当に解くべき課題が見えてきます。原因に名前をつけてから解決策を考えると効果的です。
解説詳細
症状ではなく原因を課題にする
表面の症状にそのまま解決策を当てると、一時的に改善しても再発します。課題提起では「なぜその症状が起きるのか」を掘り下げ、根本原因を課題として定義します。原因に解決策を当てることで、再発を防ぐ本質的な提案になり、相手にとっての価値も高まります。
なぜ他の選択肢が誤りか
Bの感情的な訴えは、根拠も原因分析もなく、相手を動かす論理に欠けます。Cの自社ツールの機能の先出しは、課題提起の段階で解決策(しかも機能の羅列)に飛んでおり、順序も中身も不適切です。Dの症状の繰り返しは、事実を強調するだけで原因に踏み込まないため、解決策が浅くなります。いずれも根本原因を課題にするという狙いから外れています。