Q.
ある評価者が「プレゼンが上手い」という一点だけで、その部下の事務処理や勤怠まで高く評価してしまった。この評価エラーはどれか。
ポイント
ハロー効果とは、一つの目立つ特徴が、無関係なほかの項目の評価まで染めてしまうことです。長所だけでなく短所でも起こります。「印象のよい一点」と「個別項目の事実」を切り分けて見ることが、このエラーを避ける鍵になります。
ワンポイントアドバイス
項目ごとに、「その評語の根拠となる事実」を一つずつ書き出してみましょう。各項目を別々の事実で裏づける習慣をつけると、目立つ一点の印象に全体を引っ張られにくくなり、項目ごとに筋の通った評価ができます。
解説詳細
正解はCです。ハロー効果とは、ひとつの目立つ長所(または短所)に引きずられて、本来は無関係なほかの項目まで同じ方向に歪めて評価してしまう現象です。「プレゼンが上手い」という一点が、事務処理や勤怠の評価まで底上げしてしまうのが、まさにこのハロー効果です。Aの中心化傾向は、評価を中央(標準)に集めてしまうエラーで、一点に引きずられる現象ではありません。Bの厳格化傾向は、全体を辛くつけてしまうエラーです。Dの期末誤差は、直近の印象で全期間を評価してしまうエラーであり、いずれも「一点に引きずられる」現象とは別物です。