Q.
半年間ずっと安定して成果を出していた部下を、評価直前の1件の失敗だけが印象に残って低く評価してしまった。この評価エラーとして最も適切なものはどれか。
ポイント
期末誤差とは、直近の印象が評価期間全体を上書きしてしまうことです。直前の一件が、それまでの長い実績を覆い隠してしまうのが怖いところです。評価は、評価時点の印象ではなく、期間全体の事実で見るのが原則だと押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
期中から、部下の行動や成果のメモをこまめに残しておくとよいでしょう。評価のときには、期初からの記録を時系列で読み返してから採点すると、直前の出来事に引っ張られず、半年間の全体像に基づいて公平に評価できます。
解説詳細
正解はCです。期末誤差(直近効果)とは、評価期間の全体ではなく、評価時点に近い直近の出来事の印象で、全期間を評価してしまうエラーです。半年間ずっと安定して成果を出していたのに、直前の1件の失敗だけが印象に残って低評価になってしまうのが、まさにこれにあたります。Aの寛大化傾向は全体を甘くつけるエラー、Bの中心化傾向は評価を中央に集めるエラーで、いずれも直近の印象とは関係ありません。Dの論理誤差は、関連がありそうな別項目を同じように評価してしまうエラーであり、「直近だけで判断する」現象とは異なります。