Q.
組織開発の一般的な進め方の順序として、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はAです。組織開発は、まず現状を見立てる「診断」を行い、その見立てに基づいて「介入」で働きかけ、得られた変化を「変革」として組織に定着させる流れで進めます。見立てなしに働きかけると的を外し、定着の工夫がなければ元に戻ります。診断・介入・変革は、この順序でつながっているのが基本形です。
ポイント
この問題が問うのは、3領域の前後関係です。診断は打ち手の根拠をつくり、介入はその根拠に沿って手を打ち、変革は効果を一時で終わらせず根づかせます。順序を入れ替えると、根拠のない介入や、定着しないまま次へ進む失敗が起きやすくなります。
ワンポイントアドバイス
施策を打ちたくなったら、その前に「何を根拠にこの打ち手なのか」を一度言葉にしてみましょう。診断の裏づけがあるかを確認してから動くと、空振りを減らせます。施策後は「これをどう続く仕組みにするか」まで考えると、変革の定着につながります。
解説詳細
診断→介入→変革という流れ
組織開発は、現状を観察して問題の構造を見立てる診断から始まります。次に、その見立てに沿ってワークショップや対話などの介入で働きかけ、人々の認識や行動の変化を引き出します。そして、生まれた変化を仕組みや習慣に落とし込み、元に戻らないよう定着させるのが変革です。この一方向の流れが基本になります。
他の選択肢がなぜ誤りか
Bは診断より先に介入を置いており、根拠のない働きかけになってしまいます。Cは変革を最初に置いていますが、定着させるべき変化がまだ生まれていない段階で定着を語ることになり、順序が逆です。Dは診断を最後に回しており、見立てが打ち手の後追いになるため、介入・変革の根拠が空洞化します。いずれも前提となる見立てや変化の順序が崩れています。