実行
OODAループ問題集
Q.
営業担当者が商談中、相手の反応を見て説明の切り口を即座に変えた。この一連を観察→情勢判断→意思決定→行動で整理したとき、「相手が資料の価格欄で表情を曇らせた」に当たる局面はどれか。
解説まとめ
正解はAです。「相手が資料の価格欄で表情を曇らせた」は、相手の反応という生の事実を捉えた段階であり、観察(Observe)に当たります。この事実をどう意味づけるか、何を切り替えるか、実際にどう話すかは、それぞれ情勢判断・意思決定・行動という後続の局面になります。
ポイント
この問題の核心は、現場の出来事を4局面のどこに割り当てるかを正しく切り分けられるかにあります。「事実を捉えた」段階は観察、「だから価格に不安があるのだろうと解釈した」が情勢判断です。事実の認知と解釈を混同しないことが、局面分けのつまずきどころです。
ワンポイントアドバイス
日々の場面を「事実・解釈・決定・行動」の4つに分けて記録してみましょう。商談や会議の振り返りで一連の流れを4局面にラベリングすると、自分がどこで判断を誤りやすいかが見えてきます。事実と解釈を分けて書く練習が、観察力の向上に効果的です。
解説詳細
正解Aが妥当な理由
観察は、解釈を加える前の生の事実を捉える局面です。「相手が価格欄で表情を曇らせた」は、目の前で起きた事実そのものであり、まさに観察に該当します。この段階では、なぜ曇らせたのかという解釈はまだ加えていません。事実の認知が観察の役割です。
他の選択肢が誤りである理由
Bの情勢判断は「価格に不安があるのだろう」といった意味づけの段階で、表情を捉えた事実そのものではありません。Cの意思決定は「価格より価値の説明に切り替えよう」と方針を決める段階、Dの行動は「実際に切り口を変えて話す」段階です。設問が指すのは事実を捉えた瞬間なので、観察が正解です。事実と解釈・決定・行動を分けて考えましょう。