Q.
交渉で「客観基準(フェアな第三者基準)」を使う目的として最も適切なものはどれか。
ポイント
客観基準とは、「どちらの意地が強いか」という争いを、「どの基準が妥当か」という議論に変えるための道具です。相手を威圧したり、封じ込めたりするためのものではありません。検証できる物差しで合意を測る、という点がその目的の核心です。
ワンポイントアドバイス
何かを主張するときは、「私の希望だから」ではなく、「相場では」「先例では」と、検証できる基準を1つ添えてみましょう。根拠のある主張は、相手も受け入れやすくなります。自分の都合だけを押し出すのではなく、第三者的な物差しをセットで示す――これを意識してみてください。
解説詳細
正解はDです。客観基準を使う目的は、当事者どうしの意地の張り合いを、市場相場・先例・専門家の基準といった「第三者的で検証可能な物差し」に置き換えることにあります。これにより、感情や力関係ではなく、合理的な根拠で合意を測れるようになります。Aの「専門用語で優位に見せる」は、威圧の手段であって客観基準の狙いではありません。Bの「議論を長引かせて相手を疲れさせる」も、消耗戦に持ち込む発想で本来の目的と逆です。Cの「反論させないようにする」も、相手を封じ込めるためのものではありません。客観基準は、どちらの意地が強いかではなく、どの基準が妥当かへと議論を移すための道具です。