Q.
相手が最初に極端に高い(または低い)数字を提示してきた(アンカリング)。望ましい対処はどれか。
ポイント
極端な初値(アンカー)に引きずられないことが大切です。相手の数字を基準にするのではなく、自分の留保価格と客観基準へ戻し、根拠を示して逆提示します。基準点を相手に握らせない、という点がアンカリング対処の核心です。
ワンポイントアドバイス
極端な数字が出てきたら、即座に反応せず、「その根拠を伺えますか」と一拍置いてみましょう。そのうえで、自分の基準を口に出してから返すと、相手のアンカーに支配されずにすみます。驚いてすぐ値を返すのではなく、まず間を取って自分の物差しを示す――これを意識してみてください。
解説詳細
正解はDです。相手が最初に出す極端な数字(アンカー)は、こちらの判断の基準点を歪める働きを持ちます。だからこそ、その数字に引きずられず、自分の留保価格や客観基準に立ち返り、根拠を示して逆提示(リアンカー)することが大切です。Aの「提示された数字の近くで折り合う」は、まさにアンカーに支配された対応で、相手のペースにはまってしまいます。Bの「相手に合わせて自分の目標額を変える」も、基準点を相手に明け渡す誤りです。Cの「極端なほど本気だから受け入れる」も、極端さと本気度は無関係であり誤りです。極端な初値に出会ったら、自分の基準へ戻る――これがアンカリングへの基本対処です。