マネジメント
モチベーション理論問題集
Q.
もともと好きで自発的に取り組んでいた業務に金銭的報酬を結びつけた結果、かえって自発性が下がることがある。この現象を説明する考え方として最も適切なものはどれか。
ポイント
「好きでやっていたこと」に報酬を付けると、やる理由が報酬の方へすり替わり、かえって自発性が下がることがある、という点が核心です。つまずきやすいのは報酬を万能視してしまうことです。報酬は常にプラスに働くとは限らない、と覚えておきましょう。
ワンポイントアドバイス
すでに本人が楽しんで取り組んでいる業務には、金銭の上乗せから入るのは避けたほうが無難です。それよりも、承認・裁量・成長機会といった、内発的な動機づけを支える要素を優先して用意してみましょう。報酬は使いどころを選ぶ、という感覚が役立ちます。
解説詳細
正解はAです。もともと内発的に取り組んでいた活動に外的な報酬を与えると、内発的動機づけがかえって弱まることがあります。これがアンダーマイニング効果で、設問の状況とちょうど合致します。Bの「衛生要因が満たされて不満が解消された」は、不満の解消の話であって、自発性が下がる理由を説明できません。Cの「達成欲求が権力欲求に変化した」も、この現象の標準的な説明ではありません。Dの「投入の増加によるもの」も、公平理論の用語を当てはめただけで、この現象を説明する考え方ではありません。