マネジメント
モチベーション理論問題集
Q.
マズローの欲求段階説についての理解として、最も適切なものはどれか。
ポイント
段階説は、きっちりとした階段ではなく、あくまで「傾向」を示したものです。ここでのつまずきどころは、「100%」「一切」「必ず」といった絶対的な言葉で固く捉えてしまうことです。複数の欲求が同時に働きうる柔らかい枠組みとして理解するのが正しい読み方です。
ワンポイントアドバイス
「まだ前の段階が満たされていないから、次の欲求は無理だろう」と決めつけないようにしましょう。目の前のメンバーがいま実際に何を求めているのかは人によって違うので、段階の理屈にあてはめる前に、本人に個別に確認する姿勢を持つことが大切です。
解説詳細
正解はDです。マズローの段階説は、「下位の欲求がある程度満たされると、上位の欲求が現れやすくなる」という傾向を整理したものであり、複数の欲求が同時に働くことも一般的に認められています。Aの「100%満たされない限り一切現れない」は、段階を機械的に厳格化しすぎた誤解です。Bの「必ず1段ずつしか進めず同時はない」も同様に、傾向を絶対的なルールと取り違えています。Cの「順序が逆転して自己実現が最下位になる」は、5段階の順序そのものを否定しており、段階説の定義に反します。