マネジメント
モチベーション理論問題集
Q.
アダムスの公平理論が説明する内容として最も適切なものはどれか。
ポイント
公平理論の核は、「他者との比較」にあります。つまずきやすいのは、報酬の絶対額そのものが効くと考えてしまうことです。実際に効くのは、自分と他者それぞれの「投入に対する報酬」の比率が釣り合っているかどうか、という点を押さえておきましょう。
ワンポイントアドバイス
待遇を決めるときは、絶対額だけで判断しないようにしましょう。同等の貢献をした人との釣り合いがとれているかを、あわせて点検することが効果的です。比較の対象がずれていると、本人のなかで不公平感が生まれやすくなるので注意してみてください。
解説詳細
正解はBです。アダムスの公平理論は、人が自分の「投入(努力や能力など)に対する報酬」の比率を、他者の比率と比較し、不公平を感じると是正に動こうとする、と説明します。Aの「欲求が段階的に並ぶ」はマズローの説明です。Cの「内発的動機づけは自律性・有能感・関係性で支えられる」は自己決定理論、Dの「動機づけの強さは期待・道具性・誘意性の積で決まる」は期待理論の説明であり、いずれも公平理論が扱う「比較による公平感」とは別の理論です。