マネジメント
モチベーション理論問題集
Q.
期待理論(ブルームら)が主に説明しようとするものとして最も適切なものはどれか。
ポイント
期待理論は「過程理論」である、という点が核心です。マズローやマクレランドのように「人は何を欲しがるか(欲求の中身)」を扱うのではなく、「人がどう計算して行動を選ぶか(過程)」を扱います。中身を問う理論か、過程を問う理論か、という軸で整理しておきましょう。
ワンポイントアドバイス
メンバーがなかなか動かないときは、「やればできそうか」「やったら報われるか」「その報酬は魅力的か」の3点のどこが欠けているかを確かめてみましょう。原因を一つに決めつけず、この3つの見込みのどこに穴があるのかを切り分けると、打ち手が見えてきます。
解説詳細
正解はAです。期待理論は、「ある行動が成果や報酬につながる見込み」と「その報酬の魅力」にもとづいて、人がどう行動を選び意欲を持つかという過程を説明する理論です。これは過程理論と呼ばれます。Bの欲求の段階の話はマズロー、Cの満足要因・不満足要因の分類はハーズバーグ、Dの達成・権力・親和の3欲求はマクレランドの内容です。これらはいずれも欲求の中身や分類を扱う内容理論であり、行動選択の過程を説明する理論ではありません。