Q.
「限界利益(貢献利益)」の計算式として正しいものはどれか。
解説まとめ
正解はAです。限界利益(貢献利益)は、売上高から変動費を差し引いて求めるからです。限界利益は、固定費の回収とその後の利益に貢献する金額を表します。売上高から変動費と固定費の両方を引くと営業利益になり、限界利益とは別の利益になります。
ポイント
この問題の核心は「限界利益は固定費を引く前の利益」という点です。限界利益からさらに固定費を引いて初めて営業利益になります。限界利益=売上総利益(粗利)と混同しやすいので、限界利益は変動費だけを引いたものだと区別してください。
ワンポイントアドバイス
商品ごとの限界利益を出して並べてみましょう。限界利益が大きい商品ほど固定費の回収力が高く、力を入れる優先度の判断材料になります。値引きの可否を考えるときも、限界利益がプラスを保てるかを基準にすると効果的です。
解説詳細
なぜAが正解か
限界利益(貢献利益)は、売上高から変動費を差し引いた金額で、固定費をどれだけ回収し利益に貢献できるかを示します。たとえば売上1,000・変動費600なら限界利益は400で、この400から固定費を賄います。Aの式が定義どおりです。
なぜ他の選択肢が誤りか
Bの「売上高 − 固定費」は変動費を無視しており、限界利益の定義になりません。Cの「売上高 − 売上原価」は売上総利益(粗利)であり、売上原価には固定費的な要素も含まれ得るため限界利益とは一致しません。Dの「売上高 − 変動費 − 固定費」は営業利益であり、限界利益からさらに固定費を引いた段階の利益です。