マネジメント
マネジメント基礎問題集
Q.
権限委譲を行うときに、あらかじめ部下と明確にしておくべき事項として最も適切なものはどれか。
ポイント
「目的・範囲・基準・期限」の4点を共有することが、権限委譲を成立させる最低条件です。とくに「どこまで自分で判断してよいか」という範囲を示すと、部下は迷わず動けるようになります。
ワンポイントアドバイス
委譲のたびに、目的・範囲・基準・期限の4点をテンプレート化したメモにして渡してみましょう。毎回同じ枠で整理して伝えるようにすると、口頭だけにありがちな曖昧さがなくなり、部下も後から確認できて、認識のずれによる手戻りを防げます。
解説詳細
正解はAです。権限委譲では、仕事の目的、任せる範囲(どこまで自分で判断してよいか)、達成・品質の基準、そして期限を共有して初めて、部下は安心して動けるようになります。Bの「過去の失敗歴と反省点」は、本人を萎縮させるだけで、委譲を機能させる情報ではありません。Cの「他メンバーの評価順位や社内の人間関係」も、任された仕事の遂行には関係がなく、むしろ混乱を招きます。Dの「管理者自身の速さの自慢話」に至っては、何の役にも立ちません。任せるうえで本当に必要なのは、目的・範囲・基準・期限という、仕事の輪郭を定める4点です。