マネジメント
マネジメント基礎問題集
Q.
「権限委譲」の説明として最も適切なものはどれか。
ポイント
権限委譲の目的は、管理者の負荷を分散することだけではありません。部下の成長を促し、意思決定を迅速化することにも狙いがあります。判断・決定の権限まで渡すからこそ、部下は責任を持って動けるようになります。
ワンポイントアドバイス
任せる業務を選ぶときは、「これは部下の成長や、判断の速さにつながるか」を基準にしてみましょう。単に自分が楽になる仕事ではなく、本人が育つ仕事を選んで渡すようにすると、委譲が負荷分散にとどまらず、チームの力を底上げする手段になります。
解説詳細
正解はBです。権限委譲とは、管理者が担う業務と、その遂行に必要な判断・決定の権限を部下に渡し、責任ある仕事を任せることです。Aの「苦手な雑務の押し付け」は、部下の成長や意思決定の迅速化という委譲の目的を欠いており、単なる押し付けにすぎません。Cの「細かく指示し逐一承認を取らせる」のは、判断を渡さない過干渉であり、委譲とはむしろ逆の関わり方です。Dの「上司の権限を部下が勝手に代行する」のは、渡されていない権限を使う越権であって、委譲ではありません。判断・決定の権限とともに、責任ある仕事を任せる点が、権限委譲の本質です。