Q.
需要のばらつき(変動)が大きい商品ほど、必要な安全在庫が「多くなる」のはなぜか。最も適切な説明はどれか。
解説まとめ
正解はDです。安全在庫は、需要が平均より上振れしたときの欠品を防ぐための余裕分です。需要のばらつきが大きい商品は、平均から大きく外れて急に多く売れる場面も起きやすくなります。その大きな上振れに備えるには、より厚い安全在庫が必要になります。だから変動が大きいほど安全在庫は多くなります。
ポイント
安全在庫の必要量は「需要のばらつきの大きさ」と「リードタイムの長さ・不安定さ」で決まります。本問が問うのは前者です。平均需要が同じでも、ばらつきが大きいほど上振れ幅が大きく、欠品を防ぐ保険を厚くする必要がある、という因果を押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
売れ行きの波が激しい商品ほど、安全在庫を厚めに設定しましょう。逆に、毎日ほぼ一定数しか動かない安定商品は、安全在庫を薄くして在庫を圧縮できます。商品ごとのばらつきを把握して、在庫の厚みにメリハリをつけるのが効果的です。
解説詳細
なぜDが正解か
安全在庫は需要の上振れに備える緩衝です。需要のばらつきが大きいほど、平均から上に大きく外れる確率と幅が増え、想定外の品切れが起きやすくなります。その上振れをカバーするには余裕分を厚くする必要があるため、変動が大きいほど安全在庫が増えます。Dが正解です。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aは誤りで、需要の変動とリードタイムの長短に自動的な因果はありません。Bも誤りで、需要変動が大きいことは回転率の上昇を保証しません。Cも誤りで、変動の大きさと仕入価格は無関係ですし、欠品時の損失が小さいなら安全在庫はむしろ少なくてよいことになり論理が逆です。