Q.
「前提」と「仮説」の扱いの違いとして最も適切なものはどれか。
ポイント
前提は「当面問わずに置く仮定」、仮説は「検証して当否を決める対象」です。両者を混同すると、確かめるべきことを確かめないまま話が進んでしまいます。「これは検証しないのか、するのか」を意識して切り分けることが、議論の土台を守るうえで欠かせません。
ワンポイントアドバイス
議論を始める前に、「これは前提(検証しない)」「これは仮説(検証する)」をリストに分けて整理してみましょう。そのうえで、前提については「本当にそのまま置いてよいか」を一度だけ点検します。前提と仮説を仕分けてから議論に入ると、土台のぐらつきに早く気づけて効果的です。
解説詳細
正解はBです。前提とは、議論の出発点として、当面は問わずに置いておく仮定のことです。一方の仮説は、これから検証して当否を判定する対象であり、両者は扱い方がはっきり異なります。Aの「どちらも必ず検証してから使う」は、前提は必ずしも検証するとは限らない点で不正確です。Cの「前提はデータ、仮説は意見で検証は不要」は、仮説を意見と同一視し、検証が要らないとしている点が誤りです。Dの「同じもので呼び方が違うだけ」も、両者を同一視しており誤りです。両者を混同すると、本来検証すべき仮説を「前提」として無検証のまま押し通してしまう危険があります。