人事
ハラスメント対策問題集
Q.
パワハラ6類型の「過大な要求」と「過小な要求」の説明として正しいものはどれか。
ポイント
「過大/過小な要求」は、仕事量や目標の高い低いそのもので判断するのではありません。業務上の必要性を逸脱した“遂行不可能な強制”や、“仕事を与えない・程度の低い仕事しかさせない嫌がらせ”であるかどうかで判断します。通常の業務指示と嫌がらせを分けるのは、この「業務上の必要性」という基準だと覚えておきましょう。
ワンポイントアドバイス
誰かに業務を割り振るときは、「その人の役割や能力に照らして、本当に必要な仕事かどうか」を基準に考えてみましょう。罰として無意味な作業をさせたり、逆に仕事を取り上げて放置したりするのは避けるべきです。指示を出す前に「これは業務上の必要があるか」と一度自問する習慣をつけると、過大・過小どちらの要求にも傾きにくくなります。
解説詳細
正解はAです。「過大な要求」とは、遂行が不可能なノルマや、明らかに不要・無関係な業務を強制することを指します。一方の「過小な要求」とは、その人の能力に見合わない程度の低い仕事しか与えない、あるいは仕事を与えないことを指します。どちらも、業務上の必要性を逸脱した嫌がらせである点が共通しています。Bの「残業命令/定時退社」やCの「達成可能な範囲の目標設定」、Dの「叱る/黙る」は、業務上の必要性の範囲で行われている限り、それ自体ではこれらの類型に当たりません。仕事量や目標の高低そのものではなく、必要性を逸脱しているかどうかが分かれ目です。